2011.03.11 あの日から2年が過ぎました。今までずっと封印してきた震災を記録した写真の数々。
2年が経過してやっとアルバムを紐解くことができました。震災の傷が癒えてきたのかもしれません。
茨城県大子町も
東日本大震災で大きな被害を受けました。震災当日から,数日後,被害の大きさを記録していなかったことに気がつきました。震災当日はシャッターを切る余裕すらなかったのでしょう…全く写真がありませんでした。家族のこと,親戚のこと,家の事で精一杯だったように記憶しています。
自分が記録した震災の記録です。全て公開します…(撮影順が前後していますがご了承ください)
【3月14日の記録】この日は早朝から車のガソリンを求めて,栃木へ。最大震度5弱の余震。ガソリンスタンドには長蛇の列。品切れや給油量限定のため,満タンにならず…不安のまま帰宅。その後,妹の住むひたちなか市へ物資を積んで単身向かいました。

①震災で岩盤が崩落し,片側車線をふさいだ国道461号線上金沢地内。

②崩落した岩盤は押川まで転がっていました。標識や電柱・電線をなぎ倒していました…

③崩落箇所でふさがれたため,渋滞が発生している国道461号線。給油待ちの車もありました。

④那珂インター近くの県道(国道118号線沿い)。路面崩壊。通行止めでした。

⑤ひたちなか市
勝倉の常磐線築堤。
液状化と大きな揺れで,
架線柱が傾いたりや路床が崩れたり大きく損傷を受けていました。

⑥
液状化でマンホールが浮き上がってしまいました。ひたちなか市から水戸市の市道。市毛の浄水場近く。

⑦ひたちなか市のわき水がわいている神社には,飲料水を求めて長蛇の列ができていました。茨城県内は上下水道・電気などライフラインが寸断されました。

⑧那珂市の118号交差点。大谷石の塀が
倒壊。

⑨118号静跨線橋が震災により損傷して通行止め,瓜連方面迂回路を進む。ブロック塀が
倒壊し,歩道をふさいでいました。水郡線瓜連踏み切り付近。

⑩那珂インター近くの常磐高速法面。地震で崩壊した法面の復旧工事がこの日からスタートしていました。

⑪瓦が落下し,ブルーシートで覆われた家屋の屋根。ホームセンターではブルーシートはじめ様々な品物が品切れ状態。

⑫瓜連の市道。同じく大谷石が
倒壊して車道をふさいでいました。

⑬余震が収まらない中,屋根の修復を行う家主。那珂市。

⑭路面に大きなひび割れが入った常陸大宮市の農道。

⑮同じくひび割れにより,段差が生じた農道。常陸大宮市。

⑯常陸大宮市118号パイパス元気寿司付近。ガソリンの給油待ちをする車。長蛇の列。並んでも必ず給油できる保証はなく…給油のために整理券をもらって,再度また出直して並ぶんだ記憶が蘇ってきました。

⑰常陸大宮市の農道。路肩が崩落。

⑱店舗のガラスが割れてしまい,ブルーシートで覆われたダイハツ大宮店。

⑲この先にガソリン店がありました。列が途切れることなく…常陸大宮市シェル大宮店近く。

⑳反対車線のGSにも長蛇の列が。携帯も通じず,連絡手段が途絶。帰宅したくてもいつガソリンが給油できるかわからずにずっと静に列に並ぶ車。
震災で被災地は燃料が不足。太平洋岸のコンビナートや石油備蓄基地が津波で被災したため,石油やガスの供給がストップ。さらに福島第一原発の事故が拍車をかけました。そのため,鉄道の被害の少なかった高崎線から新潟を経由して,磐越西線軽油で石油輸送列車が被災地に向かいました。臨時の措置として毎日運行された記憶があります…その2に続く。
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